前回初めて利用してみた Node Ninja に挑戦の第2弾でござる。
今回はオリジナルの Node プログラムを Git リポジトリに準備してそれをデプロイすると共に、リポジトリ更新によるサーバ自動更新までの動きを確認してみる。
Node Ninja の特徴の1つとして WebSocket に対応している……とは公式サイトには全く書いていないが、Twitter で @node_ninja のニンジャがそう言っているので問題はないだろう。そこで今回は Socket.IO を使って、WebSocket を利用するシンプルなサーバプログラムを準備してデプロイすることにする。
Socket.IO サンプルプログラム
今回の挑戦のために、上記リポジトリのようなつまらないサーバプログラムを準備した。
Socket.IO を使って断続的に通信が発生するため、そのままサーバを更新した際にどの程度ダウンするのかを確認することができる。
Socket.IO を使って断続的に通信が発生するため、そのままサーバを更新した際にどの程度ダウンするのかを確認することができる。
Node Ninja Machine へデプロイされるプログラムのルール
Machine 上で動作する Node サーバプログラムとして、現在のところいくつかのルールが設けられている。
- (おそらくトップレベルに) server.js というファイル名でエントリポイントを準備する
- config.json というファイル名で実行する Node バージョンを指定できる
- package.json が機能するので、デプロイ時にモジュールを指定してインストールできる
個人的には、package.json が機能するのだから、それに従って (モジュールとして) サーバが動作するようにできるのではないかと思う。
Git リポジトリを指定してのデプロイ
さて、実際の Machine へのデプロイは以下の簡単なステップで完了する。
以下の例は、前述の Github 上のリポジトリを対象に行ったもの。Git リポジトリ URLは git://github.com/kumatch/sample-socketiopulse.git (読み込み専用) になる。
- Git Setup の Private タブで Add を押して、Git リポジトリURLを登録する
- 登録したアプリケーションが Private アプリケーション一覧に表示されるので、Install を押す
- Machine にデプロイが開始されて稼働開始
その上で、Git の Post-Receive Hooks を利用して、リポジトリが更新された (push された) 際にサーバを自動的を更新する仕組みが備わっている。
- Git Setup の AutoSync タブで、Git リポジトリの URL を入力して Create
- Post-Receive 用の専用 URL が発行される
- (例えば Github 上で) Post-Receive Hooks の設定として、先ほど発行された URL を指定する
これでデプロイ元となるリポジトリへ push すれば、Node サーバアプリケーションは自動更新される。
Git リポジトリ側の Post-Receive Hook がどのタイミングで行われるかにもよるが、push 直後に再デプロイが始まり、ほんのわずかなダウンタイムの後に新しいプログラムで稼働したことを確認できた。
デプロイした Machine の URL はこちら。
アクセス後、Chrome/Safari の開発ツール、ないし Firefox の Firebug のコンソール上で断続的に通信されているのが確認できる。IE は知らないが F12 を押そう。
どうやら現在のところ立ち上げることができる Machine は1つのアカウントで1つまでのようで、上記 URL を機能させ続けるならば、もう別の Node アプリケーションをデプロイすることができない。恐らく、後ほど上記 URL の Machine は停止させて頂くことになるだろう。