Piece_ORM を使えば、だれでも簡単にデータベースを使ったPHPプログラムを書くことができます。(任天堂のCM風に。)
1. フォルダの作成
Piece_ORM を動作させるには、プログラムのファイルとは別に3つのフォルダを使います。
プログラムファイルを作成するフォルダ内に、次の3つのフォルダを作成します。
2. データベース情報を準備する
次に Piece_ORM から接続するデータベースサーバの情報を設定します。
仮にデータベースの情報が
データベース: PostgreSQL
ホスト名: localhost
database : example
username : example_user
password : example_password
以上のようなものなら、先ほど作ったフォルダのうちの1つ、config フォルダの中に「piece-orm-config.yaml」という名前のファイルを作成し、次のように記述します。
- name: database1
dsn: pgsql://example_user:example_password@localhost/example
3. テーブルを準備する
続いて、実際にプログラムから読み込みや書き込みを行おうとするテーブルを準備します。
データベース内の実際のテーブルは予め作成しておきます。ここでは「person」という名前のテーブルを作成したとします。
先ほど作ったフォルダのうちの1つ、mapper フォルダの中に「Person.yaml」という名前のファイルを作成します。中身は何も必要ありません。
4. プログラムを書く
最後にプログラムを書きます。書くプログラムは非常に短くて簡単です。
SELECT 文の SQL は次のようなコードを準備します。SELECT した結果のレコードがオブジェクトとして簡単に参照が可能です。
<?php
// Piece_ORM を読み込む
require_once 'Piece/ORM.php';
// Piece_ORM を設定する
Piece_ORM::configure('config', 'cache', 'mappers');
// person テーブルを対象にする
$mapper = Piece_ORM::getMapper('Person');
// select * from peron where id = 1;
$person1 = $mapper->findById(1);
echo $person1->name; // name カラムを表示
// select * from peron where name = 'foo';
$person2 = $mapper->findByName('foo');
echo $person2->name;
INSERT, UPDATE, DELETE も簡単です。
<?php
// Piece_ORM を読み込みと設定
require_once 'Piece/ORM.php';
Piece_ORM::configure('config', 'cache', 'mappers');
// person テーブルを対象にする
$mapper = Piece_ORM::getMapper('Person');
// 新しいレコードとして INSERT
$person = new stdClass();
$person->name = 'foo';
$mapper->insert($person);
// name カラムを変更して UPDATE
$person->name = 'bar';
$mapper->update($person);
// DELETE
$mapper->delete($person);
詳しくはこちら
Piece_ORM のインストール
Piece_ORM のより詳細なチュートリアル