(以下、ネタばらしはありませんのでご安心ください)
開いた時間にコツコツやってきた Wii 版ゼルダも無事終了。
まさかここまでとはと驚くほど、本当に面白かったです。
神のような 2D ゲームだった神トラから衝撃的かつ神のような 3D ゲームに進化した時オカのようなインパクトとまではいかなかったものの、やはりリモコン操作によるプレイがまず素晴らしいです。
はじめはリモコンのポインタ+モーションというデバイスに感動し、慣れるにしたがって自分とリンクの動きが同調しはじめ、最後には剣や各種アイテムの使用動作まで体とシンクロし使いこなす感触というものが凄く気持ちいい。
ゲームそのものも本当によく作られてます。
実は今回ゼルダを遊ぶにあたって、プレイヤーとしての視点とは別のもうひとつの視点もあわせもった状態でプレイしました。それは今回のゼルダの作り、つまり演出・展開であったりデザインであったり、さらにはインターフェースまわりやシステムの設計部がどうなっているか、なぜこう作られたのか、あるいは用意されたのか、といった具合の確認です。
私は演出家ではないですしそもそもゲームの作り手ですらありません。ですがいち技術系開発者であると同時にクリエイターでありたいと願っています。
何らかの製品、システム、サービス、エンターテイメントといった「モノ」を作り、世に送り出し、そしてそれが認められる(受け入れられる)ことは非常に大変なことです。それを実現するためにはどうすればよいかを考えなければならないわけですが、そのためにはまずそのものを知ることも重要だと思います。
実際プレイを始める前(Wii 発売前)に関連する記事やインタビューなども確認して、本家の「社長が訊く」のゼルダの項なんかも読み、実際プレイしてみて、あぁ、やっぱり宮本氏は God Man なのだなあと。受け入れられるためのエッセンスに溢れています。そしてその結果プレイヤーにとっては面白いゲームとしてプレイできるのだなあと。
最後になりますが、ゲーム内ミニゲームの1つに今回も「釣り」があるのですが、このシステム+アルファの仕様で釣りのゲームそのものがリリースされることを期待します。アルファ部分はステージ、魚の種類と難易度あたりのボリュームが増える、で十分です。